会社を辞めようと決心すると準備が必要になります。何の準備もしないで退職願を上司や社長に提出するのは失礼というものです。どんなに会社に不満があっても、入社してお世話になった職場です。
特に、介護施設などでは指導してくれていた先輩もいるでしょうし、同僚には愚痴をこぼして聞いてくれた仲間や、食事を一緒にした人たちもいるでしょう。
自分が初めから介護の仕事ができたのではなく、施設に来てくれた利用者に教えてもらったと感謝する気持ちが大切です。

転職活動をする前に、辞めるにあたって確認しておかなければならないことがあります。
それは会社の就業規則を読んでおくことです。この規則には必ず「退職」にあたっての手順が記載されています。
退職届を提出して、どの程度の期間が経過したら辞めることができるかなど、細かく確認しておきましょう。
そうして、辞めるにあたっての条件にどのような記載があるかも知っておくことです。貸与品の返還などがあります。

これらを確認したら、次は「立つ鳥跡を濁さず」で引き継ぎの準備に入ります。同時に、転職サイトなどに登録して転職活動も開始します。
退職願を出してから辞めるまでには期間があるので、退職願の提出日を決めることも大切です。
引き継ぎがスムーズに進むよう、利用者名簿に沿って自分にしかわからない事項を、箇条書きで良いのでメモしておきましょう。
同じ介護業界への転職を考えているのであれば、今後また、いつどこでお世話になるか分かりません。感謝の心を持って身を引くことが大切です。